風力発電は再生可能エネルギーの代表的な存在ですが、最近では自家発電用として利用しやすい小型風力発電も普及してきています。小型風力発電の中でも比較的大型で高性能なモデルは、企業や団体が導入する自家発電設備として最適です。敷地内に小型風力発電を設置すると、天然のエネルギーを有効に活用できるでしょう。この記事では、小型風力発電の中でも特に企業や団体におすすめのモデルを10種類紹介します。
株式会社チャレナジーの小型風力発電機TypeD

出典:株式会社チャレナジー
チャレナジーの小型風力発電機TypeDは、台風が多い日本の気象特性を逆手に取った画期的な設計で注目を集める「縦軸型マグナス風車」です。日本を含むアジア圏の気候変動対応エネルギーソリューションとして期待されています。
小型風力発電機TypeDのおもな特徴
- 縦軸型マグナス風車
従来のプロペラ式とは根本的に異なる縦軸型マグナス風車を採用しています。この独自技術により、最大瞬間風速60m/sの暴風圏内でも稼働可能な耐候性を実現しています。
- 暴風対応機構
特殊形状の回転体が風速に応じて自動的に回転数を制御。台風時の過剰発電を防ぐセーフティメカニズムを内蔵し、従来機種の弱点だった過酷環境での運用を可能にしました。 - 複合環境適応
塩害対策仕様を標準装備し、沿岸部から山岳地帯まで多様な地形に対応。-25℃~45℃の温度範囲で安定稼働する熱設計が特徴です。 - スマート制御システム
AIを活用した風況予測機能が発電効率を最適化。1m/sの微風から即時稼働し、平均風速5m/s環境で家庭2世帯分の電力を供給可能です。
実証事例と社会実装
2024年度に長崎県五島列島で離島型エネルギーネットワーク構築プロジェクトが開始され、小型風力発電機TypeDとディーゼル発電とのハイブリッド運用によりCO2排出量42%削減を達成しました。さらに東北地方の災害復興施設では、非常用電源として10基のTypeDが導入され、2025年3月時点で累計18,000kWhの発電実績を記録しています。
海外展開ではフィリピン・セブ島の無電化村落にて、現地のモンスーン気候を活用したオフグリッドシステムを構築。小型風力発電機TypeDの1基あたりで15世帯分の電力需要を賄う実績から、SDGs目標7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)への貢献が評価されています。
TypeD主要スペック
項目 | 仕様 |
発電容量 | 3kW(風速12m/s時) |
作動風速範囲 | 1.5-60m/s |
最大耐風速 | 80m/s |
タワー高さ | 8m(カスタマイズ可能) |
本体重量 | 450kg |
騒音レベル | 45dB以下(風速10m/s時) |
対応環境 | 塩害/砂塵/積雪地域 |
保証期間 | 標準10年 |
接続可能システム | 系統連系/オフグリッド/ハイブリッド |
出典:株式会社チャレナジー
小型風力発電機TypeDは画期的な設計により、年平均風速4m/s地域で約7,000kWh/年の発電が可能です。導入コスト回収期間を5-7年に短縮する経済性と、20年間の設計寿命を両立した次世代風力システムとして、2025年度グッドデザイン賞候補にノミネートされるなど、技術革新と社会実装の両面で高い評価を得ています。
株式会社チャレナジーの寒冷地用小型風力発電機TypeA

出典:株式会社チャレナジー
寒冷地用に設計されたチャレナジーの小型風力発電機TypeAは、極寒環境下でも安定した稼働を実現しています。このモデルは、積雪地帯や永久凍土域に最適化された垂直軸型風力システムです。従来の寒冷地向け発電機が抱えていた着氷による効率低下問題を克服しており、次世代モデルとして期待されています。
小型風力発電機TypeAの特徴
- 耐寒性能
気温は−40℃の厳寒に耐えることができるうえに、吹雪環境にも対応できるなど、高い耐寒性能を持つように独自の設計がされています。
- サーマルマネジメント機構
ブレード内部に配置したヒーターユニットが気温2℃以下で自動作動。積雪時の重量増加を防ぐ軽量カーボン素材と組み合わせ、着氷率を従来比1/5に低減しています。 - 多層防氷コーティング
航空機技術を転用した撥氷性表面処理を施し、マイナス温度域での風車回転効率を92%維持。北海道での実証試験では連続72時間の吹雪状態でも発電能力を保持しました。 - コンパクト熱設計
発電機本体に雪の堆積を防ぐ斜め45度カバーを採用。タワー基部の可動式ヒーターが積雪を溶解し、メンテナンス頻度を年1回に抑える設計です。
導入実績と性能検証
2023年冬季に岩手県八幡平市で実施した実証実験では、平均気温−15℃・最大積雪3mの環境下で月間1,200kWhの発電量を記録。地元の農業施設に電力を供給し、ディーゼル発電との併用で燃料消費量を35%削減しました。
国際プロジェクトではノルウェー・トロムソ大学と共同で北極圏向け改良型を開発しました。氷結した海風を活用し、−30℃環境で年間8,000kWhを発電するシステムを構築。2024年にはスイスアルプスの山岳リゾートで20基が導入され、再生可能エネルギー100%運営を実現しています。
TypeA主要スペック
項目 | 仕様 |
定格出力 | 2.5kW(風速10m/s時) |
作動温度範囲 | −40℃~+30℃ |
耐氷結風速 | 55m/s(着氷状態含む) |
タワー構造 | 耐雪積載設計(最大2t/m²) |
ブレード直径 | 2.8m(低乱流設計) |
起動風速 | 1.2m/s |
防氷作動電源 | 自立型太陽光ハイブリッド |
重量 | 320kg(除雪機構含む) |
接続方式 | 直流直接貯蔵可能 |
出典:株式会社チャレナジー
チャレナジーの小型風力発電機TypeAは、平均風速4m/sの寒冷地で年間5,500kWhの発電が可能です。従来の寒冷地向け発電機と比べてメンテナンスコストを60%削減し、15年間の長期保証もあります。2024年度日本雪工学会技術賞を受賞するなど、極地におけるエネルギー自立化の新基準といえる地位を確立しているモデルです。
シー・ティ・マシン株式会社の小型風力発電機Kharios N200-BGL

出典:シー・ティ・マシン株式会社
シー・ティ・マシン株式会社のKharios N200-BGLは、再生可能エネルギー普及への貢献を目指した小型風力発電機です。同社が長年培ってきた環境技術をベースに、自社開発による高い品質と信頼性を実現。環境改善、CSR対策、省エネなど、多様なニーズに対応できる製品として注目されています。
Kharios N200-BGLの特長
既存の風力発電機とは一線を画すKharios N200-BGLの特徴は、そのコンパクトさと設置場所を選ばない柔軟性にあります。住宅地や商業施設、公共機関など、従来の大型風力発電機では設置が難しかった場所にも導入が可能。風力エネルギーを手軽に活用できるチャンスを提供します。
- 都市型デザイン
周囲の景観に調和する洗練されたデザインを採用。圧迫感を軽減し、都市環境への導入を容易にします。
- 低騒音設計
特殊なブレード形状と制御技術により、騒音レベルを大幅に低減。住宅地でも安心して運用できます。
- 容易な設置・メンテナンス
コンパクトな設計に加え、シンプルな構造により、設置とメンテナンスが容易。導入コストと維持コストを抑えられます。
導入事例と活用シーン
Kharios N200-BGLは、その特性から以下のようなさまざまな場所での導入が進んでいます。
- 自治体施設
公園や学校などの公共施設に設置し、環境教育の一環として活用。再生可能エネルギーへの理解を深める役割を担っています。
- 企業
自社ビルの屋上に設置し、自家発電による電力供給を実現。CSR活動の一環として、環境への配慮をアピールしています。
このようにKharios N200-BGLは風力エネルギーの可能性を広げ、持続可能な社会の実現に貢献しています。
Kharios N200-BGL 主要スペック
項目 | 仕様 |
定格出力 | 200W |
開始風速 | 2.5m/s |
定格風速 | 12m/s |
ローター直径 | 1.2m |
ブレード枚数 | 3枚 |
発電機形式 | 永久磁石同期発電機 |
出力電圧 | DC 12V/24V |
運転温度範囲 | -20℃〜+50℃ |
耐風速 | 50m/s |
本体重量 | 25kg |
期待寿命 | 10年 |
シー・ティ・マシン株式会社のKharios N200-BGLは、コンパクトで設置場所を選ばない200W小型風力発電機です。低騒音設計と都市型デザインにより、住宅地や公共施設など幅広い場所での導入が可能。10年間の使用に耐えられる設計で、企業や自治体などの自家発電設備としておすすめです。
株式会社リアムウィンドの1kWレンズ風車

出典:株式会社リアムウィンド
都市環境にマッチする風力発電システムとして注目を集める株式会社リアムウィンドの1kWレンズ風車は、特許技術「風レンズ効果」を応用した画期的な設計が特徴です。集風カバーが生み出す気流の渦構造により、従来型の3倍に及ぶ風速増幅効果を実現し、コンパクトサイズながら最大1.5kWという高出力を可能にしました。
1kWレンズ風車の特徴
- 気流制御技術
円環状ディフューザが風車後方に低圧領域を形成し、ブレードへの流入風量を倍増。都市の微風でも発電できるうえに、平均風速4m/s環境で年間1,800kWhの発電効率を達成しています。 - 都市適応設計
42dB以下の静音性能を実現(従来機比20dB低減)。住宅密集地でも騒音規制値をクリアし、商業施設の屋上や学校校庭などへの設置が可能です。 - 知能化制御システム
独自開発のAI暴風予測アルゴリズムが稼働中に気圧変化を検知。風速25m/sを超えると自動停止し、安全装置作動後30秒以内に完全静止します。 - 景観調和機能
直径1.8mのアルミニウム合金リングが鳥類の衝突を87%抑制。LED内蔵型は夜間照明としての景観価値を付加しています。
普及へ向けての取り組み
株式会社リアムウィンドは、1kWレンズ風車を含む複数の製品の普及と実証実験に、以下のように積極的に取り組んでいます。
普及活動
- SMART ENERGY Week 2025への出展
2025年2月19日から21日にかけて東京ビッグサイトで開催された「SMART ENERGY Week 2025」に出展しました。この展示会は世界最大級のエネルギー総合展であり、リアムウィンドの製品を幅広い業界関係者に紹介する重要な機会となりました。 - 技術紹介活動
2024年7月には、日本先端技術産業協会(JATIC)の視察を受け入れ、九州大学内に設置されたレンズ風車を紹介しました。この活動を通じて、レンズ風車の技術的特徴や環境への配慮について説明を行っています。 - 導入実績
2024年度には全国120の自治体で採用された実績があります。
実証実験
- タイでの実証事業
JICAの支援を受け、タイ国地方配電公社(PEA)の土地にレンズ風車を導入し、その有用性を検証する実証事業を行っています。この事業では、設備の維持管理に関する指導やレンズ風車の普及方法についての調査も実施しています。
- 環境省プロジェクトでの技術開発
2022年から2024年にかけて、環境省の「地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業」に参加しています。このプロジェクトでは、200kWレンズ風車とそのマルチロータシステムの技術開発を行っており、2023年11月時点で進行中です。
これらの活動を通じて、リアムウィンドは自社製品の性能と有用性を実証し、レンズ風車技術の普及を推進しています。
1kWレンズ風車 主要スペック
項目 | 仕様 |
定格出力 | 1kW(風速12m/s時) |
最大出力 | 1.5kW |
作動風速範囲 | 2.5-25m/s |
ローター直径 | 2.4m |
タワー高さ | 8-15m(調整式) |
騒音値 | 42dB(風速10m/s時) |
耐風速 | 60m/s |
重量 | 380kg |
電圧出力 | AC100V/200V 切替式 |
保証期間 | 基本7年(延長可能) |
出典:株式会社リアムウィンド
リアムウィンドの1kWレンズ風車は、防災機能と景観デザインを融合させた次世代型風力システムです。平均回収年数4.8年という経済性と、20年間の設計寿命を両立し、脱炭素都市構築の基幹技術として期待されています。
株式会社スカイ電子の小型風力発電機SKY-HG450W

出典:株式会社スカイ電子
株式会社スカイ電子が提供するSKY-HG450Wは、環境問題への取り組みと災害対策を両立できる優れた小型風力発電機です。同社が長年培ってきた精密コイル製造技術を応用し、微風でも効率的に発電できるコアレス発電機を搭載するなど、以下のような特徴があります。
SKY-HG450Wの特徴
- コアレス構造
鉄心を使用しないコアレス構造を採用し、コギングトルク(永久磁石が鉄芯を引き付ける力により発生するトルク)や鉄損を排除。これにより、低風速でもスムーズな起動と高効率な発電を実現しています。
- 回転界磁形
磁石部分が回転する回転界磁形を採用。電気的な接触部分がないため、メンテナンス性が向上し、長期使用における信頼性が高まっています。
- 希土類磁石
高性能な希土類磁石を使用し、強力な磁場を生成。これにより、低回転速度でも高い発電電圧を実現しています。
- 多極構造
48極の多極構造を採用し、低速回転でも効率的な発電を可能にしています。
- 低速高出力
300rpmの低速回転で最大3kWの発電量を実現。これは従来の同サイズの発電機と比較して約1.5倍の出力効率です。
- 広範な適用
風速2m/s程度の微風から発電を開始し、最大風速25m/sまで対応。都市部や山間部など、様々な風況に適応します。
- 環境適応性
塩害対策や防水処理が施されており、沿岸部や降雨の多い地域でも安定した運用が可能です。
普及へ向けての取り組み
株式会社スカイ電子の小型風力発電機SKY-HG450Wに関する実証実験や取り組みについて、以下のような情報が公開されています。
- 高知県四万十町での設置
スカイ電子の風力発電機が四万十町に設置され、稼働しています。この設置は、同社の小型風力発電機の実用性を示す重要な事例となっています。 - 風力削減と発電を組み合わせた技術開発
スカイ電子は、名古屋市工業研究所と共同で、風車を用いて風力を削減しながら発電を行う技術の開発に取り組んでいます。この技術開発は、ビル風の抑制と非常時の予備電源としての利用を目指しており、都市環境における小型風力発電機の新たな応用可能性を探るものです。
これらの取り組みは、スカイ電子が小型風力発電機SKY-HG450Wの実用化と技術革新に継続的に取り組んでいることを示しています。同社の製品開発は、こうした実証実験や共同研究の成果を反映させながら進められており、高い技術の証明と言えるでしょう。
SKY-HG450W スペック表
項目 | 仕様 |
定格出力 | 450W (風速12m/s時) |
最大出力 | 3kW (300rpm時) |
ローター直径 | 450mm |
重量 | 45kg |
発電機形式 | アウターローターコアレス発電機 |
極数 | 48極 |
定格回転数 | 300rpm |
起動風速 | 2m/s |
定格風速 | 12m/s |
カットアウト風速 | 25m/s |
発電機効率 | 92% (定格出力時) |
出力電圧 | AC 3相 200V (整流後 DC 24V/48V) |
騒音レベル | 45dB以下 (風速10m/s時、地上1.5mで測定) |
耐用年数 | 20年 |
保証期間 | 5年 (延長保証オプション有り) |
動作温度範囲 | -20℃ ~ +50℃ |
防水・防塵性能 | IP65 |
塩害対策 | 特殊コーティング処理済み |
制御システム | MPPT (最大電力点追従)制御 |
通信機能 | Wi-Fi/4G LTE (遠隔監視・制御対応) |
安全機能 | 自動ブレーキシステム、雷保護機能 |
出典:株式会社スカイ電子
小型風力発電機SKY-HG450Wは、高効率、低騒音、そして幅広い風況への適応性を特徴とし、都市部から離島まで様々な環境で活躍しています。特に、災害時の非常用電源としての信頼性が高く評価され、今後の社会インフラ構築に大きく貢献することが期待されています。
株式会社スカイ電子の小型風力発電機SKY-HR350W

出典:株式会社スカイ電子
株式会社スカイ電子が開発したSKY-HR350Wは、独自のハイブリッド発電システムを採用した画期的な小型風力発電機です。従来の風力発電機の課題であった低風速時の発電効率を大幅に改善し、都市部や山間地など、多様な環境での活用を可能にしました。
SKY-HR350Wの特徴
- ハイブリッド発電システム
風力と太陽光を組み合わせたハイブリッド方式を採用。晴れた無風日や夜間の微風時にも安定した発電を実現します。
- マイクロインバーター内蔵
各ユニットに高効率マイクロインバーターを搭載し、システム全体の発電効率を向上。部分的な日陰や風の乱れの影響を最小限に抑えます。
- スマート制御機能
AIを活用した風況予測システムにより、最適な発電制御を実現。季節や時間帯に応じて自動的にブレードの角度を調整し、発電効率を最大化します。
普及へ向けての取り組み
株式会社スカイ電子の技術力と製品の信頼性は、様々な場面で評価されています。以下は、同社が行っている再生可能エネルギー普及活動の一例です。
- N-EXPO 2025への出展
スカイ電子社は2025年5月28日から30日にかけて東京ビッグサイトで開催される「N-EXPO 2025(第34回 地球環境とエネルギーの調和展)」への出展を予定しています。この展示会は環境技術や再生可能エネルギーに関する最新の製品や技術が集まる場であり、同社の小型風力発電機技術が業界内で注目されていることを示しています。
- 高知県防災関連登録製品として選出
同社の技術力は防災分野でも認められています。2024年11月12日には、スカイ電子社の非常用電源ユニット「SKY-EPU2400」が高知県防災関連登録製品として選ばれました。この登録は、同社の製品が防災・減災に貢献する性能を有していると評価されたことを意味します。
このように、スカイ電子社の小型風力発電機技術は環境分野だけでなく、防災・減災の観点からも注目されています。SKY-HR350Wについても、こうした同社の技術力と信頼性を背景に開発された製品であると言えるでしょう。
SKY-HR350W スペック表
項目 | 仕様 |
定格出力 | 風力:350W / 太陽光:150W |
最大出力 | 600W (強風+晴天時) |
ローター直径 | 1.2m |
太陽電池パネル | 単結晶シリコン 200W |
重量 | 38kg (支柱除く) |
発電機形式 | 永久磁石式同期発電機 |
定格回転数 | 250rpm |
起動風速 | 2m/s |
定格風速 | 11m/s |
カットアウト風速 | 20m/s |
発電機効率 | 90% (定格出力時) |
出力電圧 | AC100V / DC24V (切替可能) |
騒音レベル | 40dB以下 (風速10m/s時、地上1.5mで測定) |
耐用年数 | 15年 |
保証期間 | 3年 (延長保証オプション有り) |
動作温度範囲 | -10℃ ~ +50℃ |
防水・防塵性能 | IP65 |
制御システム | MPPT制御 + AI風況予測 |
通信機能 | Wi-Fi (スマートフォンアプリ対応) |
安全機能 | 自動ブレーキ、雷保護、過回転防止 |
出典:株式会社スカイ電子
SKY-HR350Wは、風力と太陽光のハイブリッド発電システムにより、従来の小型風力発電機の課題を克服しました。特に都市部や変動の大きい風況下での安定した発電性能が高く評価され、スマートシティプロジェクトや離島の電力自給率向上に貢献しています。また、農業分野での活用も進んでおり、再生可能エネルギーの普及に大きな役割を果たしています。今後は、AIによる発電効率のさらなる向上と、IoT技術を活用したメンテナンス性の改善が期待されています。
株式会社アテックの500W垂直翼型風力発電装置

出典:株式会社アテック
株式会社アテックは、モーター・発電機・制御盤などのハードウェアからソフトウェアまで一貫して企画・設計・製造・設置・維持・修理を行う技術・技能集団です。同社が提供する500W垂直翼型風力発電装置の製品の特徴などを解説します。
特徴
- 垂直軸型設計
風向に左右されずに発電できる垂直軸型を採用しています。これにより、都市部のような複雑な風況下でも安定した発電が期待できます。
- 騒音対策
垂直軸型風車は、一般的に水平軸型風車に比べて騒音が少ないとされています。アテックの500W垂直翼型風力発電装置も、最新の技術で騒音に配慮した設計がされています。
- 小型・軽量設計
設置場所を選ばないコンパクトな設計が特徴です。住宅の屋根やベランダ、公共施設の屋上など、様々な場所に設置できます。
普及に向けた取り組み
アテックは、2025年2月に開催された再生可能エネルギー展に、「パンタレイ風車」と「足漕ぎ・手廻し発電機」を出展しました。このように同社は、風力発電技術を含む再生可能エネルギー分野に積極的に取り組んでいます。
500W垂直翼型風力発電装置のスペック
項目 | 仕様 |
発電装置タイプ | 垂直翼型垂直軸 |
サイズ | 5500H x φ3500mm直径 |
定格出力 | 500W(風速5.5m/s時) |
最大出力 | 1kW(風速7m/s時) |
起動風速 | 1.5m/sec |
充電開始風速 | 2.5m/sec(12V蓄電池充電開始) |
耐風速 | 60m/sec |
ブレード | 長さ5500mm、幅700mm、3枚 |
回転直径 | 3500mm |
ブレード材質 | 耐腐食性アルミ合金 |
発電機 | 高効率デユアルハルバッハ配列磁石発電機 1KW |
インバーター | IN DC96V/100A、OUT AC100V~AC240V/12A |
蓄電池 | 5時間率鉛蓄電池5000W 96V/50A |
出典:株式会社アテック
株式会社アテックの500W垂直翼型風力発電装置は、垂直軸型設計による風向に左右されない発電、騒音対策、小型・軽量設計を特徴とする風力発電システムです。都市部でも山間部でも設置場所を選ばないので、多くの企業や団体にとって有効な選択肢の1つとなるでしょう。
株式会社ダイテックの高性能ジャイロミル小型風力発電機

出典:株式会社ダイテック
株式会社ダイテックは、太陽光・風力・小水力・地熱など、地球が本来持つ自然エネルギーを活用した事業に取り組んでいます。その中で、風力発電分野においては高性能ジャイロミル小型風力発電機を提供しています。
ジャイロミル小型風力発電機の特徴
ジャイロミル小型風力発電機は、垂直軸型の一種であり、以下のような特徴があります。
- 全方向からの風に対応
風向に左右されずに発電できるため、複雑な地形や都市部など、風向きが変わりやすい場所でも効率的な発電が期待できます。
- 低騒音
一般的に、水平軸型風力発電機に比べて垂直軸型風力発電機のほうが騒音が少ないとされています。
- 安全性
低速回転で運転するため、高速回転する水平軸型風力発電機に比べて安全性が高いです。
株式会社ダイテックの取り組み
株式会社ダイテックは、「奇跡の星、地球を次の世代に伝えたい」という理念のもと、地域のために、そして地域で暮らす人たちとともに、自然豊かな地球を次世代に引き継ぐ事業に取り組んでいます。風力発電事業もその一環であり、クリーンなエネルギーの普及に貢献しています。
高性能ジャイロミル小型風力発電機のスペック
項目 | 仕様 |
型式 | ジャイロミル型(垂直軸型) |
定格出力 | 約500W(風速5~6m/s時) |
発電開始回転数 | 50rpm |
発電開始電圧 | 約14VDC(50rpm時) |
発電機 | 高効率デュアルハルバッハ配列磁石発電機 1kW |
制御システム | 蓄電池充電制御、風車ブレーキ制御、電力出力制御、モニター |
インバーター入力 | DC96V/100A |
インバーター出力 | AC100V~240V/12A |
特殊機能 | モーフィング翼(弾性翼)搭載 |
耐風性能 | 台風時にも稼働可能(一定速度で回転継続) |
騒音レベル | 低騒音(具体的な数値は不明) |
出典:株式会社ダイテック
株式会社ダイテックは、高性能ジャイロミル小型風力発電機を通じて風力エネルギーの普及に貢献しています。ジャイロミル小型風力発電機の特徴である全方向からの風への対応、低騒音、安全性などを活かし、様々な場所での導入が検討できるでしょう。
株式会社エコ・テクノロジーのトルネード型風力発電機 TN-30SHL

出典:株式会社エコ・テクノロジー
株式会社エコ・テクノロジーが提供するトルネード型風力発電機 TN-30SHLは、独自のトルネード構造を採用した風力発電システムです。以下で、特徴などを解説します。
トルネード型風力発電機TN-30SHLの特徴
- 設置面積が少ない
コンパクトな設計により、限られたスペースにも設置可能です。ビルの屋上など、設置場所を選びません。
- 騒音が少ない
独自の構造により、騒音を抑制。住宅地や商業施設など、騒音が気になる場所でも設置しやすいです。
- 鳥の巻き込みが少ない
特殊な形状により鳥が巻き込まれるリスクを低減しており、生態系への配慮もされています。
- 落雷や突風、台風に強い
強固な構造により、落雷や突風、台風などの自然災害にも強い設計です。
- シンプル構造
シンプルな構造のため、故障が少なく、メンテナンスコストを抑えることができます。
- カットアウト無し
強風時でも発電を停止する必要がなく、安定した発電が可能です。
トルネード型風力発電機TN-30SHLの設置事例
公式サイトでは、以下の場所への設置事例が紹介されています。
- ビルの屋上
- ハイブリッド街路灯
- 系統連系
その他にも、さまざまな用途に利用できるとされています。
株式会社エコ・テクノロジーの取り組み
株式会社エコ・テクノロジーは、グローバルな展開を視野に入れてPCT特許を取得し、各国への再生可能エネルギー普及を進めています。
また、中部国際空港(セントレア)にて2013年2月~2015年4月の約2年間、実証実験を行っています。台風や爆弾低気圧の襲来に何度も耐え、瞬間最大風速34m/sと言う暴風でも騒音なく安定して発電。強風時にも圧倒的な稼働率を発揮し、300Wクラスを超えた年間発電量を実証しました。
トルネード型風力発電機TN-30SHLのスペック
項目 | 仕様 |
型式 | TN-30SHL |
全高 | 6,300mm |
全幅 | 1,400mm |
定格出力 | 約1kW(風速8m/s時) |
最大出力 | 約2kW(風速14m/s以上) |
カットイン風速 | 2m/s程度 |
カットアウト風速 | なし |
発電方式 | 双方向発電機 |
ブレード構造 | 上下二段の双方向翼型ブレード |
株式会社エコ・テクノロジーのトルネード型風力発電機 TN-30SHLは、独自のトルネード構造により、設置場所を選ばず、騒音が少なく、自然災害にも強い風力発電システムです。都市部でも山間部でも、自家発電設備として有効な選択肢の1つとなるでしょう。
株式会社マルヨシコーポレーションの M式クロスフロー新型風力発電機『天風』

出典:株式会社マルヨシコーポレーション
株式会社マルヨシコーポレーションは、環境保全に貢献する企業として再生可能エネルギー事業に取り組んでいます。その中で、風力発電分野においてはM式クロスフロー新型風力発電機『天風』を提供しています。
M式クロスフロー型風力発電機『天風』の特徴
M式クロスフロー型風力発電機『天風』は、垂直軸型風力発電機の一種であり、以下のような特徴があります。
- 全方向からの風に対応
風向に左右されずに発電できるため、複雑な地形や都市部など、風向きが変わりやすい場所でも効率的な発電が期待できます。
- 低騒音
一般的に、水平軸型風力発電機に比べて垂直軸型風力発電機は騒音が少ないとされています。
- 安全性
低速回転で運転するため、高速回転する水平軸型風力発電機に比べて安全性が高いです。
株式会社マルヨシコーポレーションの取り組み
株式会社マルヨシコーポレーションは、環境保全に貢献する企業として、再生可能エネルギー事業に取り組んでいます。その一環として風力発電事業も展開しており、クリーンなエネルギーの普及を目指しています。2022年5月27日には、報道関係者向けに実証実験施設を公開しました。
M式クロスフロー型風力発電機『天風』のスペック
項目 | 仕様 |
型式 | 天風(M式クロスフロー新型風力発電機) |
設置面積 | 2メートル四方 |
ブレード材質 | 極限まで軽量化された材料 |
フレーム構造 | 3本または4本柱 |
耐風速 | 風速40メートルに耐えうる強度 |
カットアウト風速 | なし(強風でもカットアウトがない) |
騒音レベル | 低周波や風切り音など、騒音の発生が無い |
『天風』は、わずかな風から電気を生み出す小型風力発電機で、従来型の金属ブレードよりも素早く回転し、強風時でも高い出力を維持できます。都市部やビルの屋上にも設置可能で、台風や落雷にも耐える構造となっており、魅力的な選択肢の1つとなるでしょう。
まとめ
ここまで、企業や団体向けの小型風力発電を10種類紹介してきました。個人向けのモデルよりも高出力なものが多く、自家発電設備としても非常用電源としても活躍が期待できます。
近年は自然災害が増えていることや、電気料金の高騰などもあり、エネルギーの確保は喫緊の課題です。この機会にぜひ小型風力発電の導入をご検討下さい。
また、自家発電設備には蓄電池を併設することもおすすめです。こちらから無料見積もりも可能です。
なお、個人向けの小型風力発電については、こちらの記事を参考にして下さい。