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太陽光発電の廃棄を依頼する業者選びのコツを初心者向けに解説

太陽光発電の廃棄を依頼する業者選びのコツ太陽光発電
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太陽光発電を廃棄するときは専門業者に依頼することが一般的ですが、不法投棄されないように、業者選びは慎重に行わなければなりません。

この記事では、太陽光発電の中でも特に太陽電池モジュールを廃棄するときに必要な知識である「業者選びのコツ」を、初心者の方にも分かりやすいように解説しています。

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太陽光発電の廃棄には業者選びが重要

なぜ業者選びが重要なのかというと、太陽電池モジュール(ソーラーパネル)は産業廃棄物なので、適切な方法で廃棄しなければならないからです。

ここでは、産業廃棄物を廃棄する際に注意するべき点を挙げてみます。

太陽電池モジュールは有害物質を含む

太陽電池モジュールが産業廃棄物に指定されている理由は、人体や環境に悪影響のある有害物質が含まれているからです。

ゆえに、一般的なゴミとして廃棄することはできず、産業廃棄物として法規で定められた方法で廃棄しなければならないのです。

産業廃棄物の「排出者」とは

太陽電池モジュールが産業廃棄物であるために、太陽光発電の所有者は一般的なゴミを廃棄すること以上に責任を持って廃棄しなければなりません。

というのは、産業廃棄物には「排出者」と呼ばれる責任者が規定されており、太陽光発電を廃棄する際には、所有者が排出者にあたります。

排出者は、産業廃棄物を合法的に廃棄しなければならないという責任を負っているのです。

業者の違法行為は排出者にも責任あり

太陽光発電の所有者が排出者だとしても、所有者が自身で太陽電池モジュールを廃棄することは困難なため、業者に依頼することが一般的です。

ここで要注意なのは、業者が不法投棄を行ったりすると、依頼した所有者にも責任が及ぶということです。

産業廃棄物の処理について規定された「排出事業者責任」には、業者が不法投棄すると所有者も共に罰せられる可能性があることが記されています。

参考:環境省「産業廃棄物を排出する事業者の方に」

また、太陽光発電を廃棄する際に、所有者や業者が留意するべきポイントが環境省によって以下のようにまとめられています。

廃棄処理時の留意事項

引用:環境省「太陽光発電設備を廃棄処理する際の留意点について」

悪質な業者に依頼すると所有者も処罰の対象に

太陽電池モジュールを不法投棄すると、「廃棄物処理法16条」に違反し、5年以下の懲役もしくは1千万円以下の罰金が課せられます。

また、産業廃棄物の取り扱い許可を受けていない業者に廃棄を依頼してしまった場合も処罰の対象になり、「廃棄物処理法25条」に違反します。

同じく5年以下の懲役もしくは1千万円以下の罰金という重い罰則が適用される可能性があるので、業者選びは大変重要です。

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太陽光発電の廃棄を依頼する業者選びのコツ

太陽光発電を適切な方法で廃棄するには、信頼できる業者を選ぶことが何よりも重要です。

ここでは、業者選びをする際に知っておくと便利なコツを紹介します。

実績を確認する

太陽光発電の廃棄には専門的な知識やノウハウとともに、経験も必要です。

経験は実績となって積み重ねられており、信頼度を判断する有力な材料となります。

業者の実績を判断するには、公式サイトで経験年数や過去に処理してきた件数などを確認するとよいでしょう。

技術力を確認する

業者の技術力を見極めることも、適切な廃棄ができるかどうかの有力な判断材料です。

所有する設備や、技術者の経験・人数などを公式サイトで確認するとよいでしょう。

また、実際に業者を見学させてもらうことも良い方法で、設備の稼働状況や従業員の仕事ぶりを見ることは技術力を知る参考になります。

免許や規格の有無を確認する

太陽光発電にはさまざまな材料が使用されており、廃棄する際には「金属・廃プラスチック類・ガラス・コンクリート・陶磁器」などのゴミが発生します。

ゆえに、これらのゴミを取り扱う免許を所有している業者に依頼することが重要です。

また、国際規格の「ISO14001」を取得しているかどうかも、信頼度を表す目安になります。

接客態度から判断する

太陽光発電の廃棄には、撤去・運搬・処分といった工程を経て行われますが、設備の立地によっては周辺の住民に迷惑をかける可能性もあります。

業者が依頼者の疑問や悩みに誠実に回答してくれるかどうかを見極めることが、無用なトラブルを回避することにもつながるでしょう。

複数の会社から相見積もりを取る

太陽光発電の廃棄を業者に依頼する際には、料金も重要です。

先述のように業者の実績や技術力などを確認したうえで、良心的な料金で請け負ってくれるかどうかを判断しなければなりません。

料金が良心的かどうかを判断するには、複数の業者から相見積もりを取ることが有効です。

太陽光発電の廃棄費用については、こちらの記事も参考にして下さい。

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太陽電池モジュールの廃棄は業者選びが重要!

これからの太陽光発電の運用は、廃棄のことまで考えて行う時代になりました。

太陽光発電の廃棄を悪質な業者に依頼して不法投棄されてしまうと、所有者も責任を問われるので、業者選びはとても重要です。

廃棄を依頼するには費用もかかるので、将来太陽光発電を廃棄することになったときのために、早めに費用を用意しておくと安心です。

また、2022年7月からは太陽光発電の廃棄費用を積立する義務が導入されているので、これから太陽光発電の運用を始める方は念頭に置いておきましょう。

太陽光発電の廃棄費用の積立については、こちらの記事を参考にして下さい。

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