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データセンターとは?役割やメリットを初心者の方にも分かりやすく解説

データセンターとは?役割やメリットを初心者の方にも分かりやすく解説 基礎知識
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データセンターとは何かご存知でしょうか?私たちの生活に欠かせないスマートフォンやAI。その裏側で24時間365日休まず動いているのがデータセンターです。この記事では、データセンターについて最新の情報を交えて初心者の方にも分かりやすく解説します。

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データセンターとは

データセンターとは

画像引用:経済産業省

データセンターとは、膨大なデータを処理する「サーバー」や「ストレージ」などのIT機器を設置・運用するための専用施設です。いわば、デジタル社会の「心臓部」といえる場所です。

単なるビルではなく、大量の電力を安定して供給できる受電設備、停電時に数日間稼働し続けられる巨大な自家発電機や無停電電源装置(UPS)、そして精密機器の熱を逃がすための強力な空調システムを備えています。また、物理的なセキュリティも非常に強固で、生体認証や監視カメラによる厳重な管理が行われています。

データセンターの管理者は「プレイヤー」と呼ばれます。プレイヤーとは、データセンターという「場所」や「インフラ」を提供・運用する事業者その施設を利用する企業(テナント)、そしてデータセンター事業者や企業を支援・関連する技術・サービス提供者の総称で、事業会社、クラウド事業者、通信事業者、顧客企業、機器ベンダー、建設会社などが含まれます。

近年は生成AIの爆発的な普及により、これまでのデータセンターよりもはるかに高い処理能力と、それを支える膨大な「電力」が必要とされる「AI専用データセンター」の建設が世界中で加速しています。

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なぜデータセンターが必要?

なぜデータセンターが必要?

画像引用:経済産業省

私たちが日々利用しているSNS、ネットショッピング、動画配信、そしてビジネスで不可欠なクラウドサービス。これらすべてのデータは、個人の端末ではなくデータセンターの中で処理されています。

特に2026年現在、AI(人工知能)の高度化により、処理すべきデータ量は飛躍的に増加しました。自社のオフィスにサーバーを置く「オンプレミス」では、電力容量や冷却能力が追いつかなくなっているのが現状です。

また、日本は災害大国であり、企業の「BCP(事業継続計画)」の観点からもデータセンターは重要です。耐震・免震構造に優れた専用施設にデータを預けることで、地震や水害といった万が一の事態でも、社会インフラやビジネスを止めない仕組みを構築できるのです。

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データセンターのメリット

データセンターのメリット

データセンターを利用する最大のメリットは、その「信頼性」と「コスト効率」にあります。

まず、専門の設備により安定した通信と電力が保証されます。家庭や一般オフィスでは難しい「24時間停電しない環境」を、自家発電設備などによって実現しています。次にセキュリティ面です。外部からのサイバー攻撃に対する強固なネットワーク対策だけでなく、部外者の侵入を物理的に防ぐ体制が整っており、機密情報を守るために最適です。

また、自社でこれらすべての設備を整え、維持管理するコスト(電気代、人件費、設備更新費)を考えると、データセンターのスペースを借りる「ハウジング」や、サービスとして利用する「クラウド」の方が、長期的に見て経済的かつ運用負荷が低いという利点があります。

データセンターの課題

データセンターの課題

現在、最大の課題となっているのが「莫大な電力消費」と「脱炭素化」の両立です。

国際エネルギー機関(IEA)の予測によれば、世界のデータセンターによる電力需要は2026年に向けて急増しており、一部の国では全電力需要の数パーセントを占めるまでになっています。このため、太陽光や風力といった「再生可能エネルギー」による発電電力をいかに確保するかが、運営の鍵を握っています。

さらに、電力網(グリッド)への負荷を抑えるため、これまで東京や大阪に集中していた拠点を、寒冷で冷却効率が良く、土地や電力に余裕のある地方へ分散させる「地方分散化」が国の施策として進められています。最新のデータセンターでは、排熱を地域の暖房に再利用したり、水冷効率を高めたりする省エネ技術の導入が不可欠となっています。

再生可能エネルギーについては、以下の記事も参考にして下さい。

国内のおもなデータセンター

国内のおもなデータセンター

画像出典:NTTドコモビジネス

日本では長らく、利用者の多い東京圏と関西圏にデータセンターが集中してきましたが、現在は経済産業省の主導により、北海道や九州などの地方拠点(中核拠点)の整備が進んでいます。

代表的なプレイヤーとしては、圧倒的なネットワーク網を持つNTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)や、国内最大級の拠点を構えるKDDIソフトバンクなどが挙げられます。また、石狩(北海道)で大規模な再エネ活用型センターを運営するさくらインターネットは、政府からAIスパコンの基盤整備に関する支援を受けるなど、国産AIインフラの担い手として注目されています。

これらの拠点は、単なる箱としての建物ではなく、地域の発電インフラ海底ケーブル(デジタルツイン)と連携し、日本全体のデジタル競争力を支える重要な基盤となっています。

まとめ

まとめ

データセンターは、AIやDXが進む現代において、電気というエネルギーを「価値ある情報」に変える最も重要なインフラです。膨大な電力を消費するという課題に対し、最新の省エネ技術や地方分散、再生可能エネルギーの活用による「GX(グリーントランスフォーメーション)」が進んでいます。私たちのデジタルな暮らしは、この強固な設備と安定した電力供給によって支えられているのです。

参考リンク

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