日本は自然災害の多い国です。
「地震などの災害に備えて、非常用電源が必要なのでは?」とお考えの方も多いでしょう。
この記事では、災害用に非常用電源が必要かということや、非常用電源を選ぶポイントと初心者の方におすすめのモデルを解説します。
期間限定セールの情報もありますので、お見逃しなく!
非常用電源とは
非常用電源とは、電力会社から供給されている電線に接続されていない状態でも使用できる、独立型・携帯型の電源の総称です。
非常用という名のとおり、おもに災害や停電などの緊急事態に使用するほか、電力系統が設置されていない場所で電気を使用したい場合にも役立ちます。
個人で使用できる非常用電源には、おもに次の3つがあります。
発電機
発電機は、ガソリンなどの燃料を燃やして発電することができます。
停電時に電気を確保するために使用されることが多く、比較的発電容量が大きくてパワフルなことが特徴です。
特に大型の発電機は、消費電力の多い家電製品でも問題なく動作させることができます。
ポータブル電源
ポータブル電源は充電式のバッテリーで、家庭用コンセントから充電して自由に持ち運んで電気を供給できます。
発電容量は発電機より劣りますが、発電機よりも軽量で持ち運びが簡単なため、非常時や外出時にも使いやすい電源です。
ポータブル電源については、こちらの記事で詳しく解説しています。
太陽光発電システム
太陽光を電気に変換することで発電する太陽光発電システムは、通常は屋根や地上に固定して利用しますが、持ち運びが可能なタイプもあります。
天候には左右されますが、燃料も他の電源も必要なく発電でき、バッテリー内蔵式ならば停電時にも電気を供給することができます。
発電機とポータブル電源の違いは?
発電機とポータブル電源は、普段触れることがない方には違いが分かりにくいと思いますので、簡単に違いを解説します。
発電機は自力で発電できる
発電機は、先述のようにガソリンなどの燃料を燃やし、エンジンを回転させて自力で発電します。
個人が家庭用として使用する発電機は、インバーター内蔵の発電機が主流です。
出力は1~5kW程度のものが多く、出力の大きなモデルは電子レンジやエアコンのような消費電力の多い機器を同時に動作させても問題ありません。
その一方で、発電機は燃料を燃やして使用するため、騒音や排気ガスに注意が必要です。
ポータブル電源は充電して使用する
ポータブル電源にはリチウムイオンバッテリーが内蔵されており、家庭用電源コンセントなどから充電することによって電力を供給できるようになります。
発電機との最も大きな違いは、動作が静かで排出ガスも出さないことです。
屋内で使用しても安全なうえに、周囲の迷惑になるような騒音もないため、災害時に避難所などで使用することもできます。
出力は500~1000W程度のものが多く、最近では2000Wを超える大型でパワフルなモデルもあります。
自力で発電することはできませんが、自動車のシガーソケットや太陽光発電システムと接続することによって、電力系統から離れた場所でも充電が可能です。
災害用に非常用電源は必要?
災害時に非常用電源が必要かどうかは、いくつかの観点から考えることができます。
災害用に考えられる非常用電源の用途
まず、停電によって水や食料を確保するために、電気ポンプや冷蔵庫が必要になることがあります。
特に夏季には冷蔵庫がなければ、すぐに食料が傷んで食べられなくなってしまうでしょう。
気候の厳しい季節には、冷暖房が使用できなければ体調を崩してしまう可能性もあります。
また、スマートフォンやラジオなどの端末も、災害時には重要な情報源となるため、使用できる環境にしておくことが望ましく、スマートフォンには充電も必要です。
さらに、ライトなどの照明器具も使用できなければ、夜間に安心して過ごせません。
災害用に非常用電源があると安心
このように、災害時には非常用電源が役に立つ機会がたくさんあり、事前に用意しておくことで停電や電力不足による生活の制限を軽減できるので安心です。
特に、地震や台風などの災害が起こる可能性が高い地域では、自身や家族を守るために非常用電源を用意しておくことをお勧めします。
災害用に使用する非常用電源を選ぶポイント
災害時に備える非常用電源を選ぶ際には、以下のポイントに注意するとよいでしょう。
発電容量
非常用電源の容量は、使用したい機器の消費電力に合わせて選ぶ必要があります。
例えば、スマートフォンを充電するだけなら小型モデルでも十分でしょう。
しかし、エアコンなど消費電力の大きな機器を使う場合には、出力は少なくとも1000W、蓄電容量で500Wh程度の大型モデルを選ぶ必要があります。
重量
災害時には移動が必要になることが多く、非常用電源も持ち運ぶ機会が多いことを考えると、軽量なポータブル電源を選ぶことが望ましいでしょう。
ただし、容量が大きいほど重くなる傾向があるため、適切なバランスを考えた上で選ぶ必要があります。
ポータブル電源の重量は、10kg前後のモデルが主流となっています。
充電方法
ポータブル電源の充電方法には、家庭用コンセントを使用する他に、ソーラーパネルや車のシガーソケットに接続する方法などがあります。
地震などで停電が発生した場合には、家庭用コンセントが使えなくなる可能性があるため、複数の充電方法に対応しているポータブル電源を選ぶことが望ましいでしょう。
保証期間
非常用に使用するポータブル電源は、定期的に充電や放電を行うことになります。
そのため、長期間の使用に耐える耐久性が重要です。
また、万が一故障した場合にも、保証期間内であれば安心して交換や修理を受けることができるので、購入前に保証期間を確認しておきましょう。
初心者の方におすすめの非常用電源【セール情報あり】
初心者の方には、燃料を使用しないポータブル電源が安全で扱いやすく、おすすめです。
ここでは、災害時の使用に便利なだけではなく、普段使いでも用途が豊富な4種類のポータブル電源をご紹介します。
Jackery【定期的にセール開催】
Jackeryは、豊富なラインナップを揃えたポータブル電源メーカーです。
最も小型のモデルでも67200mAh/240Whという大容量で、災害時には大活躍するでしょう。
さらに衝撃や振動に強く、耐寒性もあるタフさが特徴です。
別売の大型の太陽光発電システムと連携させれば、さらに用途が広がります。
Jackeryでは定期的にセールを開催していることも見逃せません。
新たなセール情報が入り次第、こちらでもお伝えします。
災害対策だけではなくアウトドアでも重宝するので、この機会にお求めになるのも良いでしょう。
参考:Jackery公式サイト
ALLPOWERS
ALLPOWERSには、4種類のポータブル電源が用意されています。
最も小型のモデル「ALLPOWERS S300」は、重量わずか3.5kgで持ち運びに便利なため、初心者にも扱いやすく、移動の多い災害時には重宝するでしょう。
出力も300Wあるので、非常用電源としては十分な能力を持っています。
最も大型の「ALLPOWERS R4000」は、重量45kgという超大型モデルですが、キャスター付きで移動しやすいうえに、出力3600W・蓄電容量3600Whという高性能です。
VTOMAN【現在セール中】
VTOMANは、3種類のポータブル電源からお好きなモデルを選ぶことができます。
現在、VTOMANオンラインストアでは特別セール中で、対象商品は最大で約50%もお買い得になっています。
最も小型のモデルでも600Wの出力があり、災害時の非常用電源として能力不足を感じることはほとんどないでしょう。
その他に1000Wと1500Wのモデルがありますが、蓄電容量は1500Wのモデルが828Whであるのに対し、1000Wのモデルのほうが1408Whと蓄電容量が大きいことが特徴です。
また、VTOMANはソーラーパネルによる充電が行えるほか、専用の拡張バッテリーも用意されているので、災害時には頼もしい存在となるでしょう。
参考:VTOMAN公式サイト
Enernova
Enernovaでは、3種類のポータブル電源が提供されています。
いずれのモデルも、家庭用電源コンセントからの充電以外に、ソーラーパネルや車のシガーソケットからの充電も可能です。
特に最も小型の「Enernova Smart 300」は3.35kgと軽量で扱いやすいので、災害時や停電時など、いざというときのために気軽に導入しやすいポータブル電源です。
他の2種類のモデルも、取り扱いが簡単で特別なメンテナンスも必要ないので、初めてポータブル電源を利用する方でも安心。
特に最も大型の「Enernova Smart 1000」は、1166Whの大容量を誇り、同時に12台の機器に接続できるので、災害時などには大活躍するでしょう。
これらの非常用電源は、災害時にライフラインを維持するためにも、またアウトドアや旅行などでも活用することができます。
非常時に備えるために、どのような非常用電源が自分に合っているか、事前に検討しておくことが重要です。
災害時以外でも役立つ非常用電源を活用しよう
非常用電源は災害時に大変役立ちますが、それ以外にも様々な用途があります。
たとえば、キャンプや釣りなどのアウトドアに使用したり、夜間の読書や作業などにも使用できるほか、停電が起きた場合にも大変便利です。
災害時に備えて非常用電源を用意しておくことにより、得られる安心感は格別なものがあるでしょう。
特に、近年のポータブル電源の技術の進歩は目覚ましいものがあります。
この機会にぜひ非常用電源を入手していただき、素晴らしい性能を体験してみて下さい。
ポータブル電源について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にして下さい。