太陽光発電

初めてでも大丈夫!屋根置き太陽光発電を設置したい方にやさしく解説

初めての屋根置き太陽光発電太陽光発電
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太陽光発電を自宅の屋根に設置したいけど、初めてなので分からないことが多くて困っている方はいませんか?

電気料金が高騰しているため、少しでも支出を減らしたい方も多いでしょう。

この記事では、個人住宅で初めて屋根置き太陽光発電を設置する方を対象に、注意点などをできるだけ簡単な言葉で分かりやすく解説します。

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屋根置き太陽光発電とは?

屋根置き太陽光発電とは、住宅の屋根に太陽光電池モジュール(ソーラーパネル)を設置し、太陽光を受けて発電する設備です。

屋根置き太陽光発電で発電できる電気は直流なので、パワーコンディショナを経由して交流に変換することにより、家庭で電気を使用できるようになります。

また、家庭で使用するよりも多くの電力を発電できる場合は、余った電力を電力会社へ売電することも可能です。

太陽光発電の基礎知識から知りたい方や、電気関係の情報が難しいと感じる方は、基礎からやさしく解説しているこちらの記事も参考にして下さい。

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屋根置き太陽光発電のメリット

屋根置き太陽光発電のおもなメリットは、以下の通りです。

  • CO2を排出しないので環境に優しい
  • 電気料金を節約できる
  • 停電時にも電気を使用できる
  • 既存の住宅の屋根にも設置できる

屋根置き太陽光発電は、電気料金を節約したい方はもちろん、環境保護に貢献したい方にもおすすめです。

また、停電時には非常用電源として使用することもできるので、災害時などには安心です。

既存の住宅の屋根にも設置できるので、太陽光発電を利用したことがない方でも導入を検討していただけます。

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設置の流れ

屋根置き太陽光発電を設置するときの流れは、おもに以下のようになります。

  1. 屋根置き太陽光発電を取り扱っている専門業者に相談
  2. 業者による現地調査と見積もりをした後に、発注
  3. 太陽光発電の設置工事と電気工事
  4. 試験運転の後に利用開始

屋根置き太陽光発電を設置する流れの中には、特に複雑な手続きはありません。

ただし、利用前には必ず試運転を行いましょう。

屋根置き太陽光発電の費用

屋根置き太陽光発電を設置するための費用は、おもにシステム費用と工賃に分けられます。

平均的な5kWの太陽光発電を設置する場合には、システム費用は約120万円です。

設置した場合に、将来的に元が取れるのかも併せて解説します。

システム費用の内訳

システム費用には、ソーラーパネル・パワーコンディショナ(パワコン)・架台(ソーラーパネルを載せる台)などが含まれます。

1kWあたりの費用はおよそ24万円で、そのうち7割程度をソーラーパネルの費用が占めています。

設置する際の工賃

工賃は1kWあたり約6万円が相場となっています。

交渉次第で値引きも可能ですが、粗悪な工事をされないように、信頼できる業者を選びましょう。

業者選びについては、後ほどポイントを詳しく解説します。

維持費

屋根置き太陽光発電の維持費は、仮に20年間運用するとして、4年ごとの定期点検と20年後のパワコン交換費が必要です。

資源エネルギー庁の資料によると、年間に換算した場合の維持費は以下の通りです。

(2.8万円「定期点検」× 5 + 20.9万円「パワコン交換」)÷ 5kW ÷ 20年 = 約3,490円

引用:資源エネルギー庁

ソーラーパネルの寿命は20年から30年程度なので、30年運用する場合は年間の維持費は約2,700円になります。

メンテナンスを欠かさず運用するならば、年間維持費は3,000円程度を目安にするとよいでしょう。

元は取れるのか?

太陽光発電の初期費用が高額なことや、FIT(固定価格買取制度)の買取価格が下がってきたことにより、将来的に元が取れるのか心配されている方も多いでしょう。

しかしソーラーパネルの価格は、ここ10年で見るとほぼ半額にまで値下がりしています。

太陽光発電を設置する際のおよその費用の推移と内訳は、以下の通りです。

太陽光発電システム費用
初期費用

出典:経済産業省調達価格等算定委員会

先述のように、平均的な5kWの太陽光発電のシステム費用は約120万円で、現在の売電価格でも10年程度で元が取れる計算です。

もちろん、家族構成や生活習慣などによって消費電力が違ってくるので、あくまでも目安として下さい。

屋根置き太陽光発電の補助金はある?

現在、住宅用太陽光発電の設置に対して、国からの補助金はありません。

しかし、自治体は独自に太陽光発電の補助金を設定しているので、屋根置き太陽光発電でも補助金を受けられる可能性があります。

お住まいの都道府県や地方自治体に問い合わせてみましょう。

また、国からの補助金がなくなった代わりに「0円ソーラー」や「太陽光発電の共同購入」といった制度が導入されています。

0円ソーラー

0円ソーラーとは、特定の事業者が太陽光発電の初期費用を負担することにより、初期費用0円で太陽光発電を設置できる制度です。

0円ソーラーでは、ユーザーは事業者にリース料を支払うか、太陽光発電で発電した電力を事業者に売電するかのどちらかを選択できます。

いずれの方法でも、約10年後には業者から太陽光発電を譲渡してもらえるので、その後は自身の太陽光発電として運用できます。

0円ソーラーは、初期費用をかけずに屋根置き太陽光発電を始めたい方におすすめです。

参考:再エネスタート

太陽光発電の共同購入

太陽光発電の共同購入とは、自治体が共同購入者を募集することにより、初期費用を抑えながら太陽光発電を導入できる制度です。

実施している自治体の数はまだ多くはありませんが、欧州でも評価されている制度で、今後さらに普及していく可能性があります。

参考:再エネスタート

環境省が2024年に導入する補助金

環境省が2024年の4月23日から新たに公募を開始した補助金制度があります。

今回導入される補助金は、住宅や建築物の太陽光発電設備の「窓、壁等の建材と一体型の太陽光発電設備」の導入を支援する補助事業です。住宅や建築物の再生可能エネルギーのポテンシャルを最大限に引き出し、太陽光発電設備の導入を促進することを目的としています。

詳細は、「窓と一体となった太陽光発電設備」に対する補助率は3/5で、上限額は5000万円です。「壁等と一体となった太陽光発電設備」に対する補助率は1/2で、上限額は3000万円となっています。

補助事業期間は2年度以内です。このうち2カ年の場合は、上限額は2カ年の合計額での上限額となります。実施期間は、初年度は交付決定を受けた日から2025年1月31日までで、2年目は2026年1月31日までとなっていることに注意しましょう。

参照:環境省

屋根置き太陽光発電の注意点

初めて屋根置き太陽光発電システムを設置する場合は、以下のようなことに注意するとよいでしょう。

屋根の状態を確認する

屋根置き太陽光発電システムを設置する前に、屋根の状態を確認することが非常に重要です。

屋根が古くなっていたり修理が必要な場合は、太陽光発電システムの設置ができない場合があります。

プロのアドバイスを受ける

屋根置き太陽光発電システムの設置には、専門知識が必要です。

実績が豊富な専門業者のアドバイスを受けることで、設置がスムーズに進み、設置後の問題の発生も防ぐことができます。

サイズを計算する

太陽光発電システムは、各家庭のエネルギー需要に合わせてソーラーパネルのサイズを設計します。

また、売電まで考慮に入れるのであれば、エネルギー需要を上回るサイズの太陽光発電システムが必要です。

専門業者に相談し、適切なサイズを計算しましょう。

設置費用と削減効果を比較する

太陽光発電システムの設置費用と、設置後の電気料金の削減効果を比較し、投資に対する効果を計算することが重要です。

多くの場合、設置費用を回収するまでに10年ほどかかりますが、その後はエネルギー費用を大幅に削減することができます。

メンテナンスを怠らない

太陽光発電システムを長期間安定して使用するためには、数年ごとに専門業者による定期的なメンテナンスを受けることが必要です。

自身でできる日常的なメンテナンスとしては、ソーラーパネルの表面を清掃する程度で十分ですが、屋根の上なので安全にはくれぐれも注意しましょう。

メンテナンスを怠らなければ、太陽光発電システムの寿命を延ばし、能力を十分に発揮することができるのです。

将来の拡張に備えて設計する

将来的に家庭のエネルギー需要が増えた場合、太陽光発電システムを拡張する必要があるかもしれません。

設置するシステムを将来の拡張に備えて設計することで、追加のコストや手間を省くことができます。

信頼できる専門業者を選ぶ

屋根置き太陽光発電システムを設置する際には、実績や技術力を持った信頼できる専門業者に依頼することが重要です。

依頼する業者を選ぶ際には、公式サイトなどで太陽光発電システムを設置した実績や技術力を調べるとともに、口コミなどから評判を事前に調べておくと、有力な判断材料になります。

できれば、将来的に太陽光発電システムを使い切って廃棄するときのことまで相談できる業者が望ましいでしょう。

太陽光発電を廃棄するときの注意点は、こちらの記事を参考にして下さい。

太陽光発電設置義務化の動き

2022年12月に東京都が全国で初めて新築戸建て住宅への太陽光パネル設置義務化を決定しましたが、他の自治体も追随する動きが広がってきました。

川崎市は都と同じ2025年4月に義務化を開始することが決まっています。さらに相模原市と千葉県松戸市も有識者会議で制度化に向けた議論を始めました。必要な条例の改正や制定を経て、相模原市は27年度、松戸市は28年度からの実施を目指しています。

【まとめ】屋根置き太陽光発電はメリットがたくさん!

屋根置き太陽光発電は、FITの買取価格が下がった今でも、まだまだ導入するメリットがたくさんあります。

システム費用が以前より安価になってきたことに加え、初期費用をできるだけ抑えたい方でも導入しやすい制度が用意されています。

この機会にぜひ、屋根置き太陽光発電の設置を検討してみて下さい。

まずは、↓こちらからお気軽に無料でお見積りからいかがでしょうか。

初めて太陽光発電を導入する方は、こちらの記事も参考にして下さい。

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